洋菓子 セキヤ

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 あらかわ遊園や都電が走る下町風情あふれる荒川区西尾久。住宅街に少し入ったところにある、洋菓子セキヤ。今回、撮影とともにお話を聞くことができましたのでご紹介します。(2012/1/27)

 

インタビューに答えてくださったのは三代目の奥様、関矢紀子さん。
セキヤ広報担当?(笑)の関矢紀子さん
 
最初は和菓子製造
Q.洋菓子セキヤの歴史を教えて下さい。
以前は和菓子の製造、卸しを行なっていましたが、祖父に当たる先代が洋菓子に興味を持ち、1968年(昭和43年)に洋菓子セキヤとして開店。現在は二代目と三代目で営業しています。
Q.お店のおすすめ商品は?
 開店当初から当時主流だったバタークリームの最高峰、カルピスバターを使用したクリームを使用、こだわって作られたセキヤロールは今でも一押しの商品として人気があります。通常のバターと異なり、色が白くサラっとしていて口溶けが良く、それほど重たく感じないのが特徴。セキヤではカルピスバターのクリームを美味しく食べてもらえるよう、使用ケーキには「バターケーキのおいしい食べ方」というカードをお付けしています。 開店当初から作り続けているという「セキヤロール」ブラックコーヒーとの相性が◎


※カルピスバターとは、カルピスを作る工程で牛乳から乳脂肪を分離するときにできるクリームから製造されています。カルピス40本に1個しかできず大量生産できな いことから、大変貴重で「幻のバター」と言われるほど。
 
 セキヤさんおすすめのバターケーキの味わい方は、口の熱で溶かすように食べると上質な甘みを味わうことができます。食べた直後、鼻から息を抜くとカルピスバターの芳醇さをよりいっそう感じることができます。バターケーキのお供には、ブラックコーヒーがオススメ。(コーヒーの産地では砂糖の代わりにバターを入れる所もあるようで相性は間違いナシ。想像しただけで幸せな気分になります♪)
 
 生クリームとの違いは溶ける温度。冬場などは室内で保管し、溶ける頃合いを見て食べた方がスポンジとの一体感を感じることができます。カルピスバターを使用した商品は他にもダミエ、グルノーブルと言ったケーキ類。焼き菓子にも使用されていて、特に焼き菓子は温度を気にせずバターの風味を感じることができるので手土産やご進物に人気があります。 バタークリームをサンドした「天使のサブレ」を始め、セキヤの焼菓子にはカルピスバターが使用されています。
 他にも荒川遊園の近くに位置することから「あらかわ遊園ロール(生クリーム)」や「荒川遊園マドレーヌ」などお土産としてもオススメです。
買ったらその場で食べて欲しい
Q.最近の商品でおすすめは?
 数年前に発売した「おぐっこシュー」。シュークリームにクッキー生地が乗り、サクッとした食感とシュー生地のしっとりしたコントラストが楽しめるもの。セキヤでは通常のシュークリームも扱っているのですが、クッキー生地の存在感に負けないよう、新しくクリームを開発。さらにはクッキーの食感を損ねないよう、注文が入ってからクリームを入れるというこだわりを徹底して提供しています。難しいけど、買ったらその場で食べて欲しいですね(笑) シュークリームの上にクッキー生地が乗った「おぐっこシュー」。
みんなが楽しく、楽しめるお菓子作り
Q.セキヤ洋菓子店のこれからは?
  基本は地元に根付いてみんなが楽しく、楽しめるお菓子を提供すること。味はもちろん、季節感や、ご当地もの。将来的にはアレルギー対策だったり、ネット販売だったり…みんなに喜んでいただけるお菓子作りを目指しています。メルマガでもお得な情報(メルマガ限定価格など)を提供しています。逆に、みなさんがどんなお菓子を望まれているか興味がありますね。 バターを使用したケーキはもちろん、生クリームのケーキやゼリー、チョコレート、マカロンなど、店舗の隣りにある工場で作られています。
 




 

 
 ケーキは冷凍せず提供する。など随所にこだわりが見えますが、作りたてをおいしく食べてもらってみんなの笑顔を見たい。当たり前のようで失われつつある親心のような温かいものを感じました。是非お近くにお越しの際はメルマガをチェックして行ってみては。
洋菓子セキヤ
(http://www.p-sekiya.com/)


〒116-0011東京都荒川区西尾久7-10-3

TEL:03(3894)6628

【営業時間】10時〜19時

【定休日】水曜 (祝日は営業)
 



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